民族藝術学会 > 学会誌『民族藝術』 > 第30号

民族藝術 VOL.30

目次

特集 芸能の力

  8 中川 真  カラーグラヴィア:芸能の力

 25 懸田弘訓  福島県における民俗芸能の被災と再興―― 浜通り地方を中心に

 32 一柳智子  子ども民俗芸能「請戸の田植踊り」の舞踊動作と構造

 38 川口明子  岩手県沿岸部における民俗芸能の再生をめざした後継者育成―― 普代村の鵜鳥神楽「子ども神楽宿」の試みを事例として

 44 三村泰臣  環瀬戸内海神楽の表象

 50 兒玉絵里子 組踊立方 二代目 親泊興照(初代 親泊久玄)―― 芸と心

 59 黒川真理恵 天保10年(1839)京都豊年踊りにおける歌謡について

 64 須川 渡  よみがえる〈故郷〉―― 秋浜悟史『啄木伝』(1986)の中の〈岩手〉

 69 岩澤孝子  ダンスによるコミュニケーションが生み出すコミュニティ―― 札幌市のコミュニティダンスを事例として


民族藝術学の諸相

 76 表田治郎  きもの賛歌―― 与謝野晶子と百選会

 83 松田有紀子 伝統を創り出す〈芸〉―― 花街・祇園町における都をどりの分析から

 90 糟谷里美  バレエ振付演出家小牧正英と絵画制作―― 洋画家松島正幸との比較を通して

 96 新江京子  モノクローム都市図の系譜―― 伊藤若冲「乗興舟」試論

103 山本陽子  武者絵における仏教天部像の影響―― 歌川国芳の作品を中心として

111 宮脇千絵  民族衣装における現代的流行―― 中国雲南省モンの事例から

119 小林 仁  中国唐時代の俑の制作技法について―― 陶笵成形を中心に

126 廣田 緑  「パサール」と「ワチャナ」の鬩ぎ合い―― インドネシアのアートワールドにおける現代美術の動態

135 久保田有寿 ロシアにおけるピカソ・コレクション―― セルゲイ・シチューキンによる作品蒐集の実態とその意義

145 吉川貴子  ロシアにおけるマティス・コレクション―― シチューキン、モロゾフによる蒐集(1906~1914年)とその意義

152 上畑 史  セルビアにおけるポピュラー音楽史概観―― 「新たに作曲された民俗音楽」と「ターボフォーク」を中心に

162 大野陽子  イタリアにおける「樹木の聖母」―― 崇敬と図像

174 古謝麻耶子 「アート」としての舞踊劇バイラード―― 地域性と芸術性の間でさまよう軌跡

180 竹中悠美  〈アメリカ写真〉の誕生―― FSA写真とニューヨーク近代美術館


民族藝術学の現場

190 乾 淑子  通俗は低俗か?

192 加藤玖仁子 光陰・闇を射抜く

194 外舘和子  台湾陶芸の現在―― 多様化の一方に潜む非実材表現志向

196 深津裕子  テキスタイルアートの行方

198 北村仁美  漆造形・栗本夏樹の仕事

200 坂本 勇  織布以前の布文化の様相を一考させたジャカルタ樹皮布展

202 森口まどか 「LOVE展:アートにみる愛のかたち」を通しての展覧会の方法について

204 中塚宏行  「中西學 2007-2013」―― 「Luminous Flux」シリーズと「Brightness」―― 作家活動30周年の展開に寄せて

206 吉村良夫  現代美術を問い直し続けた跡に

208 薗田 郁  古典芸能の多様性を問う―― 「浄瑠璃名曲選」の意義

210 鈴木慈子  素晴らしい遊び場所

212 佐々木千恵 「あかいわアートラリー」:アートイベントをフィルドワークすること

214 吉岡一洋  立体象書―― 書の造形その理念をめぐって

216 竹口浩司  江上茂雄 風ノ影、絵ノ奥ノ光

218 後小路雅弘 銃を鍬に変えて村は平和になる、まるで「おとぎ話」のように。

220 福本繁樹編 「民族藝術学の現場」執筆/編集の方向性を考える


第10回木村重信民族藝術学会賞

226 神林恒道  兒玉絵里子著『琉球紅型』


大会報告

227 一柳智子  第29回民族藝術学会大会報告


230 彙報


民族藝術学会トップページへこのページの先頭へ


2016年3月5日更新

民族藝術学会

連絡先

Copyright 2005-16 Society for the Ethno-Arts. All rights reserved.