- 大学生の引っ越し費用の相場
- 学生の引っ越し方法
- 学生がお得に利用できる引っ越しプラン
- 学生が引っ越しまでにやるべきこと
- 学生の引っ越し費用を安く抑える方法
大学生や専門学生になり、初めて一人暮らしをするために引っ越しをするという人も多いです。
初めての引っ越しだとわからないことも多く、どうすれば引っ越し費用が安く抑えられるかもわからない人が多いでしょう。引っ越し業者では、学生向けのお得なプランやパックを用意していることもあり、通常の引っ越しプランよりも安く引っ越しできることもあります。
この記事では、学生の引っ越し費用や引っ越しまでにやること、お得な引っ越しプランについてまとめています。学生の引っ越し費用を安く抑える方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
大学生の引っ越し料金相場
引っ越し料金は、荷物量や旧居から新居までの距離、引っ越すタイミングによって異なります。
そこで大学生の引っ越し料金の相場をまとめてみました。
通常期(5~1月)大学生の引っ越し料金相場
移動距離 | 単身(荷物小) | 単身(荷物大) |
---|---|---|
~15㎞未満 | 38,000円 | 50,000円 |
~50㎞未満 | 40,000円 | 52,000円 |
~200㎞未満 | 49,000円 | 67,000円 |
~500㎞未満 | 58,000円 | 75,000円 |
平均 | 46,000円 | 60,000円 |
通常期の単身での引っ越し料金相場は46,000~60,000円ほどです。通常期は、そこまで引っ越しの依頼が殺到するわけでもないため、希望日に予約が取りやすいです。
繁忙期(2~4月)大学生の引っ越し料金相場
移動距離 | 単身(荷物小) | 単身(荷物大) |
---|---|---|
~15㎞未満 | 44,000円 | 61,000円 |
~50㎞未満 | 49,000円 | 67,000円 |
~200㎞未満 | 58,000円 | 88,000円 |
~500㎞未満 | 67,000円 | 98,000円 |
平均 | 56,000円 | 78,000円 |
繁忙期の単身での引っ越し料金の相場は、56,000~78,000円と通常期よりも10,000~18,000円ほど高くなります。また、この時期は新生活を始める人が多いため、引っ越し費用が高くなり、予約も取りづらくなります。
そのため、できるだけ早めに引っ越しの予約をするようにしましょう。
どれが安い?学生の引っ越し方法
学生が引っ越しをする場合、以下の方法が考えられます。
- 引っ越し業者に依頼
- 宅配便の利用
- 自力での引っ越し
学生の引っ越し方法①引っ越し業者に依頼
学生の引っ越しで誰もが思いつくのが、引っ越し業者への依頼でしょう。搬出入などの作業をすべて引っ越し業者がしてくれるため、安心して引っ越しを任せることができます。また、国土交通省の告示により、運送中の荷物の紛失・毀損は損害賠償を負うことが定められているため、万が一の場合でも安心です。
ただし、学生の引っ越しが集中する3~4月は、希望の日に予約できないことも多いです。また、引っ越し以来が殺到する繁忙期は、通常期と比べて料金が高くなることが多く、思ったよりも引っ越し費用がかかる可能性も高いです。
学生の引っ越し方法②宅配便の利用
荷物量が少ない学生の引越しの場合は、宅配便を利用するという選択肢もあります。
規定のダンボール10箱以内の荷物量ならば、引っ越し業者のプランよりも費用が安く済むことが多いです。また、引っ越し業者への依頼と違い、繁忙期で料金が高くなるような心配もありません。
ただし、宅配便ではダンボールに収まらないような大きな荷物を送ることはできません。そのため、大型家具・家電を運びたい場合、別で送る必要があります。また、梱包資材なども自分で用意する必要があるため、費用がかからない分、手間暇はかかります。
学生の引っ越し方法③自力での引っ越し
1番費用がかからない引っ越し方法が自力で荷物を運ぶことです。レンタカーなどを借りて、自分で荷物を運べば、引っ越し費用はだいぶ安く抑えることができます。
ただし、距離や荷物量によっては、かなりの労力になる上、レンタカー代もバカになりません。場合によっては、最初から引っ越し業者に依頼したほうが安く済むケースもあるため、注意が必要です。また、もし運搬中に荷物が破損したとしても、保証などはもちろんつきません。
学生だとお得に引っ越しできるプラン
引っ越し業者によっては、学割パックや学生限定のプランを提供しています。そうしたプランを利用することで、お得に引っ越しすることが可能です。また、単身での引っ越しに便利な単身プランを用意している引っ越し業者もあるため、1人での引っ越しならば単身パックもおすすめです。
- アート引越センターの学割パック
- ZENGAKU引越センターの単身プラン
- 日本通運(日通)の単身パック
アート引越センターの学割パック

アート引越センターでは、学生のためのお得なプランを用意しています。引っ越しの申し込みの際に「学割パック希望」と言うだけで、特別料金で引っ越しができます。荷物内容、引っ越し日などの確認後、引っ越し料金を知らせてくれるので、基本的に訪問見積もりも不要です。
学生の方だけ使えるパックなので、見積もり時に学校名を聞かれることがあります。また、当日学生証の提示を求められることもあるため、しっかり用意しておきましょう。
ZENGAKU引越センター(全国学生引越センター)の単身プラン

ZENGAKU引越センター(全国学生引越センター)では、学生のための単身プランを提供しています。19,800円から利用可能で、荷物量が多くても33,000円から利用することができます。梱包資材も無料で提供してもらえ、使用済みのダンボールも無料で回収してくれます。
引越料金以外に追加料金が発生しないため、引っ越しが初めての学生でも安心して利用できます。オプションで荷造り・荷解きにも対応してくれるので、引っ越しの時間がなかなかとれない場合でも安心です。
日本通運(日通)の単身パック

日通では単身者の引っ越し向けに、引っ越し単身パックを用意しています。19,800円から利用でき、WEBから申し込むことで、さらに2,200円の割引を受けられます。時間に融通が効く場合は、開始時間おまかせ割引を利用することで、さらに引っ越し料金が安くなります。
盗聴器・盗撮器探査サービスのオプションも用意されているため、一人暮らしが不安な学生でも安心して新生活を始めることができます。
学生が引っ越しまでにやることリスト
学生が引っ越すまでにやるべきことをまとめました。引っ越しの日になって、やり忘れていたことがないように、しっかりチェックしておきましょう。
- 引っ越し1ヶ月前まで
- 引っ越し2週間前まで
- 引っ越し1週間前まで
- 引っ越し直前まで
学生の引っ越しやることリスト①引っ越し1ヶ月前まで
- 新居探し
- 引っ越し業者の選択
- スケジュールの確認
- 不用品・粗大ゴミの処分
まずは新しく住むための新居を探しましょう。引っ越しが決まったならば、早めに新居を決めておくのがおすすめです。
新居が決まったならば、引っ越し業者をどこにするか決めます。2~4月の繁忙期は、すぐに引っ越し業者の予約が埋まってしまうことが多いため、早めに決めるようにしましょう。
その後、引っ越し先には持っていかない不用品の処分を行います。自治体によってゴミの日が決まっているので、引っ越しまでに忘れずに処分しておきましょう。
学生の引っ越しやることリスト②引っ越し2週間前まで
- インターネットの手続き
- 電気・水道・ガスの手続き
- 荷造り
荷造りは直前になって焦ることがないように、早め早めに始めるようにしましょう。2週間前からは本格的に荷造りを始めたほうがいいです。
インターネットや電気、水道、ガスなどのライフラインの手続きは2週間前を目処に行います。旧居での解約はもちろん、新居が決まっている場合は、そちらの手続きも早めに行っておきましょう。
学生の引っ越しやることリスト③引っ越し1週間前まで
- 転出届の提出
- 郵便物の転送手続き
- 近隣への挨拶
今住んでいるところと異なる市区町村に引っ越す場合は、転出届の提出が必要になります。また、引越し後に旧居に郵便物が届くのを防ぐため、郵便物の転送手続きも行っておきましょう。郵便局で転居届を出しておけば、1年間は新住所に郵便物を転送してくれます。
これまでお世話になった近隣住民への挨拶もこの時期までに済ませておきましょう。
学生の引っ越しやることリスト④引っ越し直前まで
- 荷物の梱包
- 冷蔵庫・洗濯機の水抜き
- 引っ越し業者との打ち合わせ
引っ越し前日までに冷蔵庫と洗濯機の水抜きを済ませておきましょう。水抜きをしないまま搬送すると、故障の原因になります。水抜きを忘れての故障は、補償が適用されない可能性が高いので注意しましょう。
それから残っていた荷物をすべて梱包し、引っ越し当日を迎えましょう。
大学生の引越し費用を安く抑える方法
大学生の引っ越し費用を安くする方法をまとめました。
- 午後便やフリー便を選ぶ
- 学生向け物件を選ぶ
- 一括見積もりサイトを利用する
大学生の引越し費用を安く抑える方法①午後便やフリー便を選ぶ
その日のうちに引っ越しを終わらせようと考える人が多いため、引っ越し業者への依頼は午前中に集中することが多いです。
そのため、午後から作業となる午後便や時間指定ができないフリー便は、引っ越し業者にとって空いていることが多く、料金が安く抑えられます。
学生だと、まだ時間に融通が効く人が多いはずなので、できるだけ引っ越し費用を安くしたい場合には、フリー便を選ぶのがおすすめです。
大学生の引越し費用を安く抑える方法②学生向け物件を選ぶ
学生寮や学生会館などは、家賃が安いため、生活にかかる固定費を抑えることができます。ただし、ほかの学生と共同生活を送ることになるため、一人暮らしよりも自由が制限されることが多いです。自由が制限されたくない場合には、学生マンションや学生アパートなどがおすすめです。
学生向け物件は、敷金と礼金がかからない物件やフリーレント物件が多いため、初期費用を抑えることができます。
大学生の引越し費用を安く抑える方法③一括見積もりサイトを利用する
引っ越し費用を安く抑えるためには、さまざまな引っ越し業者の見積もりをとり、比較することが大切です。
ネット上にある一括見積もりサイトを利用すれば、簡単に複数の業者の見積もりをとることができます。複数の業者から見積もりをとることで、引っ越し費用の相場がわかりますし、最安値の業者も見つけやすくなります。
引っ越し業者の中には、地域を限定して営業しているところもあります。一括見積もりサイトを利用することで、そうした地域密着型の業者も見つけやすくなります。
学生の引っ越しでよくある質問
学生の引っ越しでよくある質問とその答えをまとめました。
- 学生の引っ越しで住民票は異動したほうがいい?
- 学生の引っ越しで、引っ越しの挨拶はしたほうがいい?
- 学生の引っ越しで、原付バイクに乗って転居先に行きたい場合は?
- 学生の引っ越しで住民票は異動したほうがいい?
-
住む場所が変わったならば引っ越し前後14日以内に転出届・転入届を提出するように住民基本台帳法で定められています。手続きをしなかった場合、5万円以下の過料が科される恐れがあります。また、健康保険証、国民年金保険料の納付書類、成人式の案内、選挙の案内などが旧住所に届く可能性があります。
- 学生の引っ越しで、引っ越しの挨拶はしたほうがいい?
-
ワンルームマンションのような一人暮らしの人ばかりが住んでいるような場合は、引っ越しの挨拶はとくにしなくてもいいでしょう。また、女学生の一人暮らしならば、用心して引っ越しの挨拶はしないほうが無難です。
- 学生の引っ越しで、原付バイクに乗って転居先に行きたい場合は?
-
現在使っているエアコンをは、元の住所の役所で廃車手続きをしてナンバープレートを返却しなければなりません。原付バイクに乗って、そのまま転居先に行く場合は、転居先の役所で廃車手続きと登録手続きを同時に行うことができます。
学生の引っ越しについてのまとめ
学生の引っ越しについてまとめました。
- 通常期の引っ越し費用の相場は46,000~60,000円
- 繁忙期の引っ越し費用の相場は56,000~78,000円
- アート引越センターの学割パック
- 全国学生引越センターの単身プラン
- 日通の単身パック
- 午後便やフリー便を選ぶ
- 学生向け物件を選ぶ
- 一括見積もりサイトを利用する
学生の引っ越し方法は、引っ越し業者に依頼する、宅配便を利用する、レンタカーを借りて自力で運ぶなどが考えられます。学生の引っ越しにかかる料金の総額は、移動距離や荷物の量にもよりますが、だいたい家賃の5.5~12.5ヶ月分が目安です。
引っ越しでは、荷造り・荷解きだけでなく、さまざまな手続きなど、やることがたくさんあります。引っ越し直前になって焦らないように、あらかじめやることをリストアップしておきましょう。
引っ越し日の1ヶ月くらい前から計画的に準備を進めることで、余裕を持って引っ越すことができます。
コメント