- 一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き
- 一人暮らしの引っ越し当日に必要な手続き
- 一人暮らしの引っ越し後に必要な手続き
- 一人暮らしの引っ越しのやることリスト
初めての一人暮らしだと、どんな手続きをすればいいのか不安な人も多いかもしれません。
引っ越してから一人暮らしを始めるまでに、電気やガス、水道の手続き、役所への届出など、さまざまな手続きを完了させる必要があります。どれか1つでも手続きを忘れてしまうと、無事に一人暮らしがスタートできなくなる可能性もあります。
この記事では、一人暮らしを始める上で必要になる手続きについてまとめてあります。初めての一人暮らしで不安な人は、ぜひチェックしてみてください。
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一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き
一人暮らしの引越し前に行うべき手続き・届け出としては以下のようなものがあります。
- 新居の契約
- 引っ越し業者の手配
- 役所への手続き・届け出
- 電気・ガス・水道の手続き
- 電話・インターネットの契約
- 郵便物の転送の手続き
一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き①新居の契約
一人暮らしを始める上で、まず必要になるのが新居の契約です。
新居を決める際は、部屋の間取りや収納、防音性、周辺環境、駅からの距離など、細かいところまでしっかりチェックしておきましょう。また、引っ越し当日、作業をスムーズに進めるためにエレベーターの有無や廊下の幅、ドアのサイズなども確認しておきましょう。
新居の状態を写真で撮っておくと、引っ越し業者との見積もりの際に役立つことが多いです。また、入居前にある新居のキズは写真で撮っておき、退去時に前からあるものだと示せるようにしておきましょう。
- 契約者の身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
- (契約時に)住民票
- (物件により)収入証明や内定通知書
- (連帯保証人がいる場合)連帯保証人の収入証明、承諾書など
一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き②引っ越し業者の手配
新居と引っ越しの日時が決まったならば、次は引っ越し業者を手配しましょう。
引っ越し料金には定価がないため、引っ越し業者によって料金は大きく変わってきます。また、引越し先までの距離や荷物の量などによっても料金が変わってくるため、できるだけ費用を安くしたい場合には、複数の引っ越し業者に見積もりをとるようにしましょう。
複数の引っ越し業者から見積もりをとっておくことで、値引き交渉もしやすくなります。
3~4月は引っ越し業者にとっての繁忙期で、予約が取りづらくなってしまいます。そのため、引っ越し日時が決まったならば、できるだけ早く引っ越し業者を決めるようにしましょう。
一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き③役所への手続き・届け出
一人暮らしの引越し前に役所で行う主な手続きは以下の2つです。
- 転出届
- 国民健康保険
引越し前に必要な手続き:転出届
実家と異なる都道府県や市町村に引っ越す場合、引越し前に転出届を提出して、住民票を移動させなければなりません。同一の市区町村内で引っ越す場合には、引越し後に転居届を提出することで住民票を移動させます。
ただし、現住所とは異なる市区町村内で生活する期間が1年未満の場合、週末や季節ごとに帰省するなど、生活の拠点が実家にある場合、転出届や転居届を出さない人も多いです。
- 身分証明書
- 印鑑
引越し前に必要な手続き:国民健康保険
国民健康保険の手続きは、引越し先が現住所と同じ市区町村か、異なる市区町村かによって必要な手続きが異なります。
同じ市区町村 | 異なる市区町村 | |
---|---|---|
引っ越し元で必要な手続き | 住所変更手続き | 資格喪失手続き |
引越し先で必要な手続き | 必要なし | 加入手続き |
学生の場合、親元を離れて住民票を移動する場合は、学生のための健康保険証を交付する制度があります。親が社会保険に加入している場合は、親が勤務先に報告して保険証を発行してもらいます。親が国民健康保険に加入している場合は、遠隔地に住む学生保険証を住んでいる自治体から発行してもらいます。
一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き④電気・ガス・水道の手続き
実家から引っ越して、一人暮らしを始める場合、電気・ガス・水道といったインフラの手続きを行う必要があります。また、すでに一人暮らしをしている場合は、移転の手続きが必要です。
手続きは、電力会社、ガス供給会社、地域の水道局に電話をするか、公式サイトから行うことができます。遅くても引っ越しの1週間前までには手続きを済ませておきましょう。
一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き⑤電話・インターネットの契約
電話やインターネット回線を自分で契約する場合は、希望するプロバイダの公式サイトから手続きを行いましょう。
新規でネット回線を申し込む場合、回線工事が必要になることもあるため、すぐにネットを使いたい場合は、早めに連絡するようにしましょう。
一人暮らしの引っ越し前に必要な手続き⑥郵便物の転送の手続き
郵便物の転送手続きをしておくことで、前の住所に届いた郵便物を1年間新居に無料で転送してもらえます。
実家から出て一人暮らしをする場合、自分あてのものだけを転送してもらえるので、必ず手続きを済ませておきましょう。
郵便物の転送手続きをするには、郵便局に転居届と下記の必要書類を提出します。転送開始までに数日かかることもあるので、できるだけ早く済ませておきましょう。
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
- 転居者の旧住所が確認できるもの
一人暮らしの引っ越し当日に必要な手続き
一人暮らしで引っ越し当日に必要な手続きとしては、以下のようなものがあります。
- 新居の鍵の受け取り
- 電気・水道・ガスの開始手続き
- 隣人への引っ越しの挨拶
一人暮らしの引っ越し当日に必要な手続き①新居の鍵の受け取り
新居の鍵は、基本的に入居日に受け取ることになります。
そのため、入居日と引っ越し日が同日の場合、先に鍵を受け取っておく必要があります。鍵がないと荷物が運び込めないため、注意しましょう。
引っ越し作業を入居日の朝から行う場合は、事前に不動産会社に連絡しておくことで、前日までに鍵を受け取れるケースもあります。午前中から引っ越し作業をする予定の人は、あらかじめ不動産会社に相談しておきましょう。
一人暮らしの引っ越し当日に必要な手続き②電気・水道・ガスの開始手続き
新居に引っ越したならば、電気・ガス・水道といったライフライン周りの開始準備を行いましょう。
一般的に電気の使用は、家のブレーカーのスイッチを「入」にするだけで開始できます。使用を始めたならば、電力会社へ電気の開始手続きを行いましょう。
水道も元栓を開くことで使い始めることができます。玄関や郵便ポストに「水道使用開始申込書」のハガキが用意されているため、必要事項を記入してから投函しましょう。
ガスの場合は係員の立ち会いが必要です。そのため、引っ越しの1週間前までには管轄するガス会社へ連絡しておきましょう。
一人暮らしの引っ越し当日に必要な手続き③隣人への引っ越しの挨拶
引っ越し作業が終わったならば隣人や近所の方々へ引っ越しの挨拶を行いましょう。
ただし、一人暮らしの引っ越しでは、約半数の人が引っ越しの挨拶をしていないという調査結果もあります。そのため、挨拶をしない人も多いですが、何かあったときのためにもできるだけ挨拶をしておくことをおすすめします。
一人暮らしの引っ越し後に必要な手続き
一人暮らしで引っ越し後に必要な手続きとしては以下のようなものがあります。
- 役所への手続き・届け出
- 運転免許証の住所変更
- 住所変更の手続き
一人暮らしの引っ越し後に必要な手続き①役所への手続き・届け出
転入届は引越し後2週間以内に、引越し先の役所に提出しましょう。
同じ市区町村内での引っ越しの場合は、転居届を役所に提出します。
役所の窓口で転入届を提出することで住民票の異動が完了します。また、その後の住所変更でも使うことになるので、住民票の写しを申請して受け取っておきましょう。
- 転出証明書(転居届を出す場合は不要)
- 身分証明書
- マイナンバーカード
- 印鑑
一人暮らしの引っ越し後に必要な手続き②運転免許証の住所変更
引越し後に忘れがちなのが運転免許証の住所変更の手続きです。
手続きをしなくても自動車を運転することはできますが、身分証明書として使うためには住所変更の手続きが必須です。そのため、引越し後になるべく早く住所変更の手続きを済ませておきましょう。
運転免許証の手続きは引越し先の警察署、または運転免許センターで行うことができます。
一人暮らしの引っ越し後に必要な手続き③住所変更の手続き
運転免許証以外で住所登録しているものは住所変更の手続きをしておきましょう。
携帯電話、銀行、クレジットカード、保険などなど、住所登録しているものは、いろいろあるはずです。
通信販売の住所変更をしておかないと、注文した商品が前の住所に届いてしまうため、普段からネット通販を利用する人は忘れずに変更しておきましょう。
一人暮らしをするために必要な手続きの注意点
初めての引っ越しで一人暮らしを始める人のために、いくつか注意点をまとめておきます。
- 早めに準備を始める
- 転出・転入の順番に気をつける
一人暮らしの手続きの注意点①早めに準備を始める
ひとり暮らしすることが決まったならば、早めに新居や利用する引っ越し業者を決めておきましょう。
とくに3~4月の繁忙期は、引っ越し依頼が殺到するため、希望する引っ越し業者の予約が取れないこともあります。また、タイミングによってはいい物件が見つかりにくいこともあるため、なるべく早めに準備をスタートさせることが、引っ越しを成功させるコツです。
新生活が始まるシーズンは手続きするのにも時間がかかることが多いため、早めに準備するようにしましょう。
一人暮らしの手続きの注意点②転出・転入の順番に気をつける
ひとり暮らしをスタートさせる場合、転出届と転入届を提出しますが、順番は「転出届が先で、転入届が後」です。
転入届を提出する際は、転出届を提出したときにもらえる転出証明書が必要になります。そのため、必ずこの順番で手続きを行うことになります。
もし転出届を出さずに引っ越してしまった場合は、旧居の市区町村に郵送で転出届を提出して、転出証明書を請求すれば
一人暮らしの引っ越しやることリスト
一人暮らしの引っ越しでやるべきことをリストアップしました。
引っ越しの際は、抜けや漏れがないか確認してみてください。
一人暮らしの引越し前にやることリスト
- 新居の契約
- 引っ越し業者の決定
- 退去予告
- 転出届
- 印鑑登録の抹消
- 保険や福祉関連の資格喪失手続き
- 郵便物の転送手続き
- 電気・ガス・水道の申込
- 電話・インターネットの契約
- 自動車関連の手続き
- 家具・家電・日用品の準備
一人暮らしの引越し当日にやることリスト
- 新居の鍵の受け取り
- 引っ越しの挨拶
- 旧居の掃除
- 旧居の鍵の返却
- 電気・ガス・水道の利用停止・利用開始
- 荷解き
一人暮らしの引越し当日にやることリスト
- 転入届・転居届の提出
- 書類の住所変更手続き
一人暮らしの引っ越し手続きに関するよくある質問
一人暮らしの引っ越し手続きに関するよくある質問とその答えをまとめました。
- 引っ越しの手続きを自分でできない場合はどうすればいい?
- 一人暮らしの引っ越しの際、新居の契約はいつくらいにすればいい?
- 初めての一人暮らしで困らないために、やっておいたほうがいいことは?
- 引っ越しの手続きを自分でできない場合はどうすればいい?
-
各種手続きを誰かに代行する場合は委任状が必要になります。たとえ親兄弟でも委任状が必要になるため、注意しましょう。
- 一人暮らしの引っ越しの際、新居の契約はいつくらいにすればいい?
-
一人暮らしの部屋探しは2ヶ月前から、契約は入居予定の1ヶ月前に決めてしまうのが理想です。とくに2~4月の引っ越しシーズンは引っ越し依頼が殺到するため、予約が取りづらくなります。希望日に引っ越しできるように早め早めの行動を心がけましょう。
- 初めての一人暮らしで困らないために、やっておいたほうがいいことは?
-
貯金しておくことが大切です。一人暮らしは思った以上にお金がかかります。急なケガや病気にも対応できるよう引越し前から貯金をしておくことが大事です。
一人暮らしの引っ越し手続きについてのまとめ
初めての一人暮らしの引っ越しの手続きについてまとめました。
- 新居の契約
- 引っ越し業者の手配
- 役所への手続き・届け出
- 電気・ガス・水道の手続き
- 電話・インターネットの契約
- 郵便物の転送手続き
- 新居の鍵の受け取り
- 電気・ガス・水道の開始手続き
- 隣人への引っ越しの挨拶
- 役所への手続き・届け出
- 運転免許証の住所変更
- 住所変更の手続き
初めての一人暮らしをスムーズに始められるためにも、手続きの抜けや漏れがないように気をつけましょう。この記事でやるべきことをリスト形式で紹介しているため、やり忘れたことがないかどうか確認してみてください。
引っ越しの前後はどうしても忙しくなるため、早め早めに作業を進めることが大切です。引っ越しが近くなってアタフタしないためにも、しっかり準備するようにしましょう。
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