- 引っ越しの挨拶をするタイミング
- 引っ越しの挨拶をする範囲
- 引っ越しの挨拶で渡すおすすめの粗品
- 引っ越しの挨拶で粗品を渡すときの注意点
これから引っ越しの予定がある人だと、引っ越しの挨拶をどうしようか考えている人も多いのではないでしょうか。また、引っ越しの挨拶の際にどんな粗品を渡そうか悩んでいる人もいるかもしれません。
この記事では、引っ越しの挨拶をするタイミングや相手に喜ばれる粗品の選び方、引っ越しの挨拶におすすめの粗品について紹介しています。
引っ越しの挨拶の粗品選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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引っ越しの挨拶は必要?挨拶のタイミングはいつ?
最近では引っ越しの挨拶をしない人も増えているようですが、一般的に引っ越しの挨拶は旧居・新居ともに必要だとされています。
旧居ではこれまでお世話になったお礼、新居ではこれからお世話になることに対して挨拶を行います。
引っ越しの挨拶をしておけば、近所にどんな人が住んでいるのかわかりますし、何かあったときに声をかけやすくなるというメリットもあります。
引っ越しの挨拶回りをするタイミング
近所の方に引っ越しの挨拶をする際は、相手に迷惑がかからないタイミングを心がけましょう。
新居での挨拶は、できる限り荷物が到着する前のほうが好ましいです。引っ越しの荷物の搬入で近所に迷惑をかける可能性があるため、あらかじめ引っ越してくることを知らせておいたほうがいいです。挨拶の時間帯は、午前10時以降、午後に引っ越しをする場合は、午後から夕方にかけてがおすすめです。
新居での挨拶は、引っ越しの1週間以上前に済ませておくといいでしょう。引っ越し作業によって近所の方に迷惑をかけることを考慮し、先に引っ越すことを伝えておいたほうが相手からの理解を得やすいです。挨拶の時間帯は、食事のタイミングを避け、午後から夕方にかけて行うようにしましょう。
引っ越しの挨拶回りをするときの服装
引っ越しの挨拶をするときは、清潔感のある服装のほうが好印象を与えやすいです。あまりにラフすぎると失礼な印象を与えかねないので注意しましょう。
引っ越し作業で汗をかいてしまうことも考えられるため、もし汗をかいた場合はきれいな服に着替えてから挨拶にうかがいましょう。また、スーツのようなフォーマルな格好だと丁寧すぎて相手を驚かせてしまう可能性があります。引っ越しの挨拶は式典などとは異なるため、そこまで丁寧になりすぎないように気をつけましょう。
引っ越しの挨拶で相手が不在だった場合
引っ越しの挨拶に行ったときに相手がいなかった場合、まずは時間帯を変えて再び訪れてみましょう。
3回訪れても不在だった場合は、手土産や粗品をドアノブに引っかけておいてもいいでしょう。その際は、引っ越しの挨拶で来た旨を書いたカードやメモなどを添えておきましょう。
引っ越しの挨拶回りの範囲
どこまで挨拶すべきかは、戸建てやマンションなどの住居形態によって異なります。
- 戸建ての場合
- マンション・アパートの場合
引っ越し挨拶の範囲:戸建ての場合
戸建てに引っ越す場合、両隣と向かいの3軒・裏の3軒の合計8軒に挨拶をしましょう。後ろ側に家がなかったり、隣がマンションだったりする場合には、ムリに挨拶する必要はありません。
新居として戸建てに引っ越す場合、町内会への加入を求められることがあります。あらかじめ引っ越しの挨拶を済ませておくことで、ご近所付き合いがスムーズに行えるはずです。
ただし、地域によっては独自のルールがあったり、自治会長への挨拶が必要な場合もあるので、近所の方に確認しておくのがいいでしょう。
引っ越し挨拶の範囲:マンション・アパートの場合
マンションやアパートに引っ越す場合、自宅の両隣と上下の合計4軒に挨拶をします。
両隣に挨拶しておくことで、これから何かあったときに相談しやすくなります。また、上下の部屋には生活音などで迷惑をかける可能性があるため、しっかり挨拶しておくのがいいでしょう。とくに小さい子どもやペットがいる場合は、あらかじめそのことを伝えておきましょう。
マンションの場合は、管理人にも挨拶を済ませておくのがいいでしょう。
引っ越しの挨拶で渡す粗品はどんな品物がいい?
引っ越しの挨拶で渡す粗品は、日用品や食料品であればスーパーやドラッグストアなどで購入することができます。ネット通販を利用すればギフト用のラッピングや熨斗(のし)をつけてくれるので手間が省けます。
引っ越しの挨拶の粗品の相場
引っ越しの挨拶で渡す粗品の相場価格は、1,000円未満であることが多いようです。
気持ち程度の品物を贈る人が多く、あまり高額になると挨拶されるほうも受け取りづらい可能性があります。大家さんや自治会長、町内会長などはお世話になることが多いため、1,000~2,000円の品物を選ぶのがいいでしょう。
引っ越しの挨拶の粗品に熨斗(のし)は必要?
お祝いの品物などには熨斗(のし)をつけることが多いですが、引っ越しの挨拶の手土産にも熨斗をつけたほうがいいのでしょうか。
熨斗には包装紙にの外につける「外のし」と包装紙の内側につける「内のし」の2種類があります。
「内のし」は結婚式の返礼品など、内祝いの際に使われるつけ方なので、引っ越しの挨拶の手土産には「熨斗なし」または「外のし」がいいとされています。
引っ越しの挨拶の粗品の選び方
引っ越しの挨拶の粗品選びのポイントは、日持ちがして、好き嫌いがあまりない品物を選ぶようにしましょう。
好みが分かれるデザインや香り、味のものは避けるようにします。また、食べ物を粗品として渡す場合、小麦やピーナッツなど、アレルギーの原因になるような食材も避けたほうがいいでしょう。
あまり高価なものだと相手が受け取りづらいため、相手が受け取りやすい金額の品物にしましょう。
引っ越しの挨拶におすすめの粗品
引っ越しの挨拶におすすめの粗品を贈る相手別に紹介します。
- 定番
- ファミリー向け
- 一人暮らし向け
引っ越しにおすすめの粗品①定番
引っ越しの挨拶に定番の粗品といえば、菓子折や消耗品です。食べたり使ったりすることで後に残らないため、相手の趣味嗜好がわからない場合でも贈りやすい粗品です。
菓子折は、クッキーやおせんべいなど、日持ちがするものを選びましょう。生菓子は賞味期限が短いため、避けたほうが無難です。他県から引っ越してくる場合は、地元の銘菓も喜ばれます。
消耗品は、タオルや洗剤、ラップ、トイレットペーパーなどが定番の粗品です。使用頻度が高い消耗品はどの家庭でも使いやすいため、粗品としても喜ばれるはずです。
引っ越しにおすすめの粗品②ファミリー向け
ファミリー向けの粗品としておすすめなのはお菓子やお米です。
お菓子を粗品として贈る場合、相手がすぐに食べない可能性も考えて1ヶ月程度日持ちするものを選ぶようにしましょう。お米は日持ちもする上、ほとんどの家庭で毎日食べるものなので、贈って迷惑に思われるようなことはないはずです。
タオルやラップ、スポンジ、洗濯洗剤、食器用洗剤など、日常的に毎日使う品物も粗品として喜ばれます。
引っ越しにおすすめの粗品③一人暮らし向け
一人暮らしにおすすめの粗品は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーのような消耗品です。タオル、手ぬぐいなども一人暮らしでも毎日使うので、喜ばれることが多いです。
また、自治体指定のゴミ袋なども必ず使うものなので喜んでもらえる可能性が高いです。
引っ越しの挨拶回りで粗品を渡すときの注意点
引っ越しの挨拶回りでご近所さんに粗品を渡すときは、以下のことに注意しましょう。
- 時間帯を考える
- 不安要素は先に伝える
- 言葉遣いに気をつける
引っ越しの粗品を渡す際の注意点①時間帯を考える
引っ越しの挨拶にうかがう時間帯は、相手の都合を考えましょう。タイミングが悪いと相手に不快に思われ、印象が悪くなってしまう恐れがあります。
通勤・通学の準備をする朝の時間帯、昼食や夕食の時間帯などは避けたほうが無難です。また夜遅い時間に訪問するのも避けましょう。
引っ越しの挨拶に行く時間帯の目安は、午前10時から夕方にかけてです。
もし何度か訪れても相手が不在だった場合は、挨拶状を添えて粗品をドアノブにかけておくようにしましょう。
引っ越しの粗品を渡す際の注意点②不安要素は先に伝える
ご近所トラブルを防ぐために、不安に感じていることはあらかじめ伝えておきましょう。最初に伝えておいたほうが相手にも受け入れてもらいやすいです。
以下に当てはまる場合は、引っ越しの挨拶のときに相手に伝えておいたほうがいいです。
- 小さな子どもがいる
- ペットを飼っている
- 早朝・深夜に出入りがある
小さな子どもがいる場合は、遊び声や足音で相手に迷惑をかけてしまう恐れがあります。マンションの場合は、両隣だけでなく、上下の部屋にも伝えておくようにしましょう。
イヌやネコのようなペットを飼っている場合、鳴き声がうるさいと感じられる可能性があります。ペットを飼っている場合も相手にその旨を伝えておきましょう。
仕事やライフスタイルの都合で、早朝や深夜に出入りがある場合、ドアの開閉音や生活音が気になる場合があります。もしそうした時間帯に出入りがある場合は、あらかじめ伝えておいたほうがいいでしょう。
引っ越しの粗品を渡す際の注意点③言葉遣いに気をつける
引っ越しの挨拶の際は、丁寧な言葉遣いをするように心がけましょう。
打ち解けようとしていきなりフランクに接すると、相手に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。もし相手が年下であっても、丁寧な言葉遣いで挨拶するようにしましょう。
近所の方とは今後長い付き合いになる可能性が高いため、相手に悪い印象を与えないことが大切です。
引っ越しの挨拶の粗品についてのよくある質問
引っ越しの挨拶の粗品について、よくある質問とその答えをまとめました。
- 引っ越しの挨拶の粗品に「のし」は必要?
- 引っ越しの挨拶をしないほうがいいケースは?
- 引っ越しの挨拶の粗品を渡すときの注意点は?
- 引っ越しの挨拶の粗品に「のし」は必要?
-
必須ではありませんが「のし」をつけることで、相手に自分の名前を覚えてもらいやすくなるというメリットがあります。のしをつけるのが堅苦しいと感じる場合は、リボンなどでラッピングするのがいいでしょう。
- 引っ越しの挨拶をしないほうがいいケースは?
-
女性の一人暮らしの場合、ムリに引っ越しの挨拶をしなくてもいいでしょう。トラブルに巻き込まれるのを防ぐため、防犯的な観点からも挨拶を避けても大丈夫です。
- 引っ越しの挨拶の粗品を渡すときの注意点は?
-
粗品を渡すときは外袋から出して、品物が正面に見えるように渡すのがマナーです。袋を持ったまま片手で渡すのは不躾になるため気をつけましょう。訪問するたびに一つずつ袋から取り出し、両手で渡すようにしましょう。
引っ越しの挨拶の粗品についてのまとめ
引っ越しの挨拶の粗品についてまとめました。
- 戸建てに引っ越す場合は、両隣と向かいの3軒、裏の3軒の合計8軒
- マンション・アパートに引っ越す場合は両隣と上下の合計4軒
- 粗品の相場価格は1,000円未満
- 粗品にはのしはなくてもいい
- 日持ちがして好き嫌いがない品物を選ぶ
- 菓子折
- お米
- タオルや洗剤、ラップ、トイレットペーパーといった消耗品
最近では引っ越しの挨拶をしない人も増えてきているようですが、円滑な近所づきあいをするためにも最初に挨拶をしておいたほうがいい場合が多いです。小さな子どもがいたり、ペットがいたり、深夜早朝に出入りがあったりと、不安要素がある場合は、引っ越しの挨拶の段階で相手に伝えておきましょう。
引っ越しの挨拶の粗品は高価なものである必要はありません。相場も1,000円未満なので、菓子折や消耗品などデパートやスーパーなどで手軽に手に入るものを選ぶのが無難です。
相手に悪い印象を与えないよう言葉遣いや服装などにはくれぐれも気をつけましょう。
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