- 引っ越し業者のダンボール回収について
- 引っ越し業者以外でダンボールを回収してくれる業者
- 引っ越しに使ったダンボールを自分で処分する方法
- 引っ越しに使用したダンボールを処分する際の注意点
引っ越しの際には、大量のダンボールを使用します。そのため、引越し後に大量のダンボールをどうやって処分すればいいのか、迷ってしまう人もいるかもしれません。
引っ越し業者にそのまま回収してもらうこともできますが、中にはダンボール回収に対応していない引っ越し業者もいます。また、引っ越し業者以外でダンボールを回収してくれる業者もいます。
この記事では、引っ越しに使ったダンボールの処分方法についてまとめています。各引っ越し業者の対応状況や自分でダンボールを捨てる方法、ダンボールをを捨てる際の注意点などについて詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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引っ越し業者の引越し後のダンボール回収について
引越し後には大量のダンボールが出ます。それらすべてのダンボールを処分するのは、なかなか大変です。ただ、引っ越し業者によっては使用後のダンボールを回収してくれるところもあります。
そこで引越し後のダンボールについて、各引っ越し業者の対応をまとめました。
- サカイ引越センター:有料(1,000円)
- アート引越センター:無料
- アート引越センター:自社ダンボールのみ無料
- ハート引越センター:無料
- 日本通運:プランによって無料
- アリさんマークの引越社:有料(1,000円)
- ヤマトホームコンビニエンス:プランによって無料
サカイ引越センターは有料でダンボールを回収
サカイ引越センターでは、ダンボールの回収が有料となっています。
ダンボールの回収1回につき、1,000円がかかります。ダンボールの回収期間に制限が無いため、引越し後、何ヶ月経っても回収にきてもらえます。
ただし、即日回収するのが難しいケースもあるため、そういった場合には日程を調整することになります。
アート引越センターは無料で1回だけダンボールを回収
アート引越センターでは、引っ越し作業日から3ヶ月以内ならば、無料で1回だけダンボールを回収してくれます。ただし、離島などの一部のエリアは対象外です。
3ヶ月を超えてしまった場合は、有料でのダンボール回収となりますが、サービスで無料で回収を行ってくれることもあるため、問い合わせてみましょう。
アーク引越センターでは自社ダンボールのみ回収可
アーク引越センターでは、自社ダンボールのみ無料で回収してくれます。回収期間などはありませんが、無料でダンボールを回収してくれるのは1度限りです。
また、アーク引越センターの営業所がないエリアのダンボール回収は行えません。
ハート引越センターでは利用者のみ1回は無料でダンボールを回収
ハート引越センターでは、引っ越しの利用者に限り、1回だけ無料でダンボールを回収してくれます。2回目以降は有料になり、料金がいくらになるかはダンボールの枚数によって異なります。
期限などは決められていませんが、ハート引越センターの営業所がないエリアでは対応が難しいとのことです。
日本通運はプランによって無料でダンボールを回収
日本通運では、見積もり時にダンボールの回収を依頼すると、1回は無料で回収しもらうことができます。ただ、家族での引っ越しの場合は、無料で回収してくれることもあるようです。
ほかの引っ越し業者と異なり、プランやパックによって対応が異なるため、事前に確認してみたほうがいいでしょう。
アリさんマークの引越社は1回1,000円でダンボールを回収
アリさんマークの引越社では、ダンボール回収は有料で1回につき1,000円かかります。何度でもダンボール回収を依頼できますが、そのたびに1,000円かかります。
ヤマトホームコンビニエンスはパックによって無料でダンボールを回収
ヤマトホームコンビニエンスでは、単身引越サービスを利用する場合は、ダンボールの回収料金が3,000円となっています。
引越らくらくタイムリーサービス、建替引越パックを利用する場合は、無料でダンボールを回収してもらえます。
引っ越し業者以外でダンボールを回収してくれる業者
引っ越し業者以外でもダンボールの回収を行っている業者はあります。場合によっては、引っ越し業者に有料で依頼するよりもお得な場合があるので、回収業者についてもチェックしておきましょう。
- 古紙回収業者
- リサイクル業者
- 不用品回収業者
ダンボールを回収してくれる業者①古紙回収業者
古紙回収業者とは、使わなくなったダンボールや雑誌、新聞紙などを回収してくれる業者です。
料金は業者によって異なり、紙の量や持ち込みの条件によっても変わってきます。無料で引き取ってくれることもあれば、有料で引き取ってもらう場合もあります。
古紙回収業者によって回収された古紙は、リサイクルされて新たな紙製品として再利用されます。
ダンボールを回収してくれる業者②リサイクル業者
リサイクル業者は、引っ越しに使用した大量のダンボールを回収してくれます。事前に連絡して回収に来てもらうことになりますが、即日対応しているリサイクル業者もあります。
すぐにすべてのダンボールを回収してくれるので、とても便利なのですが、中には自治体の許可を得ず、無断で業務を行っている違法業者もいます。違法業者を利用すると、最初に提示された金額よりも高額な料金を請求されたり、不法投棄されたりといった恐れがあります。
トラブルに発展する可能性もあるため、利用する際は正規のリサイクル業者かどうかを必ず確認しておきましょう。
ダンボールを回収してくれる業者③不用品回収業者
不用品回収業者もダンボールの引き取りを行っています。業者によっては自宅まで回収に来てくれるため、わざわざ重いダンボールを持っていく必要がありません。引っ越し業者だと、回収できるダンボールの枚数に制限があることもありますが、不用品回収業者ならばすべてのダンボールを回収してもらうことができます。
ただ、リサイクル業者と同様に違法業者が存在するため、利用する前に一般廃棄物収集運搬業の許可証を持っているかどうか確認してみましょう。
引っ越しに使用したダンボールを自分で処分する方法
基本的にダンボールを引き取ってもらう場合は、料金が発生します。しかし依頼するのではなく自分で行えば、無料でダンボールを処分することが可能です。
- 資源ゴミとして出す
- 回収ボックスを利用する
ダンボールの処分方法①資源ゴミとして出す
自治体の決める資源ゴミの日にダンボールを出せば、無料で処分することができます。業者などに依頼する必要がないため、スケジュールを合わせる手間も省けます。
ただし、資源ゴミの日は自治体ごとに決まっているため、それ以外の日には出すことができません。引っ越しのタイミングによっては、長期間ダンボールを自宅に保管しておく必要があるのがデメリットといえるでしょう。
また、地域によってゴミ出しの時間やゴミを紐で縛るなどのルールが決められているため、しっかり守るようにしましょう。
ダンボールの処分方法②回収ボックスを利用する
ショッピングモールやスーパーなどに回収ボックス(エコボックス)が設置されていることがあります。
回収ボックスならば、そのままダンボールを入れることが可能です。年中無休で利用でき、場合によってはポイントがつくこともあります。
ただし、回収ボックスの設置場所までは自分で運ぶ必要があるため、大量にダンボールがある場合は、なかなかホネが折れる作業になるかもしれません。自分で運ぶ場合は、紐でしばってまとめておくなどの工夫が必要になるでしょう。
引っ越しに使用したダンボールを処分する際の注意点
引っ越しに使用したダンボールを処分する際は、以下の点について気をつけましょう。
- 回収しやすいよう紐で縛る
- 個人情報を取り除く
- すべて捨てないほうがいいことも
ダンボール処分の注意点①回収しやすいよう紐で縛る
引っ越しに使用した段ボールを資源ゴミのとして出す場合、必ず自治体が決めたルールに従いましょう。
多くの場合、回収しやすいようダンボールを紐で縛るように決められています。紐で縛らずにそのままダンボールをゴミとして出すと、風で飛ばされてしまう可能性があります。段ボールを縛る紐は、とくに指定がない場合は紙紐を使うようにしましょう。ビニール紐で縛ってしまうと、回収後に業者が分別する手間が発生します。
ダンボールのまとめ方は、十字にかける方法と2つの紐で平行に結ぶ方法がありますが、どちらでも問題ありません。どちらのやり方にしても、ほどけないようしっかりまとめることが大切です。
ダンボール処分の注意点②個人情報を取り除く
引っ越し用の段ボールを自分で用意した場合、名前や住所など個人情報が記載された伝票やラベルが貼られていることがあります。こうした段ボールを処分する場合、必ず伝票やラベルを剥がすなど、個人情報を除去しておきましょう。
なかなか剥がれないような場合には、油性マジックで塗りつぶすなどして、個人が特定されないようにしておきます。思わぬところから個人情報が漏洩しないためにも、住所や名前などはしっかりわからないようにしておきましょう。
ダンボール処分の注意点③すべて捨てないほうがいいことも
引越し後はすべての段ボールを処分して、スッキリしたいところですが、将来的に再び引っ越しをする可能性がある場合や電化製品を売却する予定がある場合、ムリにすべての段ボールを捨てる必要はありません。
電化製品が入った段ボールをは緩衝材などが入っており、精密機械を送るのにもちょうどいいです。購入時の専用箱は商品がフィットするように作られているため、安心して送ることができます。
近々、電化製品などを送る予定がある場合には、いくつか段ボールを取っておいてもいいでしょう。
ダンボールの回収についてよくある質問
ダンボールの回収について、よくある質問とその答えをまとめました。
- ダンボールは燃えるゴミとして出しても大丈夫?
- ダンボールの買取をしてくれるところはある?
- 雨の日はダンボールをどうやって捨てればいい?
- ダンボールは燃えるゴミとして出しても大丈夫?
-
ダンボールは燃えるゴミとして出してはいけません。環境省では「容器包装リサイクル法」で段ボールをリサイクルすべき素材として定めています。また、ダンボールを不法投棄することも禁止されています。
- ダンボールの買取をしてくれるところはある?
-
古紙回収業者では、ダンボールの買取を行っていることもあります。ただしその場合は、50kg以上からとなっていることが多く、なかなか引越に使ったダンボールだけでそこまでの量がたまることはないかもしれません。
- 雨の日はダンボールをどうやって捨てればいい?
-
雨で濡れてしまったダンボールは資源ゴミになりません。そのため、自治体によっては雨の日はダンボールを回収していないこともあります。詳しくはお住まいの自治体に確認してみましょう。
引越しのダンボールの回収についてのまとめ
引っ越しのダンボールの回収についてまとめました。
- 古紙回収業者
- リサイクル業者
- 不用品回収業者
- 資源ゴミとして出す
- 回収ボックスを利用する
- 回収しやすいように紐で縛る
- 個人情報を取り除く
- すべて捨てないほうがいいこともある
引っ越しに使用したダンボールは必ずしも引っ越し業者が回収してくれる訳ではありません。有料で対応しているところもあれば、まったく対応していないところもあるため、見積もり段階でダンボールの扱いについて確認しておきましょう。
引っ越しに使用したダンボールは古紙回収業者やリサイクル業者、不用品回収業者などに回収してもらうことも可能です。多少手間がかかりますが、自分で処分すれば費用を抑えることができます。
それぞれの処分方法に一長一短があるため、自分に都合のいい方法を選びましょう。
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