- 長距離引越しの料金相場
- 長距離引越しの選択肢
- 長距離引越しの料金を格安にするコツ
- 長距離引越しをする際の注意点
- 長距離引越しにおすすめの引っ越し業者
一般的に引越しの料金は距離が長くなればなるほど高くなる傾向にあります。
そのため、遠距離の引越しはどうしても料金が高くなりがちです。
しかし長距離の引越しにはいくつか選択肢があるため、自分に合った方法を選ぶことで料金を抑えることが可能です。
この記事では、さまざまな長距離の引越しの方法とそのメリット・デメリットについてまとめています。長距離の引越しにおすすめの引っ越し業者も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
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長距離引越しの料金相場
長距離の引越しの料金は、移動距離や荷物の量、トラックのチャーター代や人件費などによって決まります。
では、実際に長距離引越しをすると、どのくらいの料金が発生するのでしょうか。
単身者と家族にわけて、500km以上の長距離引越しの料金相場についてまとめました。
長距離引越しの料金相場:単身者
単身者の長距離引越しの料金相場は通常期であれば60,000~90,000円ほどです。
繁忙期だとこれよりも高くなり、100,000~130,000円ほどが相場となっています。
単身者の引越しだと荷物がそこまで多くないため、引越し料金も安く済むことが多いです。ほかの人の荷物と一緒に移動する混載便(こんさいびん)だと、40,000円台で長距離引越しができる場合もあります。
長距離引越しの料金相場:家族
家族での長距離引越しだと、通常期で160,000~200,000円、繁忙期で300,000~400,000円ほどが料金相場です。
人数が増えるほど運ぶ荷物も増えるため、その分、引越し料金も高くなってしまいます。家族での引越しの場合、トラックを1台チャーターする必要があるため、どうしても料金が高くなりがちです。
引越しの繁忙期は、就職や進学によって引っ越しする人が増える3~4月です。また、9~10月も人事異動で転勤になる人が増えるため、引っ越しする人が増えます。
長距離引越しの選択肢
長距離の引越しには、いくつかの選択肢があります。
それぞれ着くまでのスピードやかかる料金が変わってくるため、自分に合った方法を選びましょう。
- チャーター便
- 混載便
- フリー便
- 帰り便
- コンテナ便
- 空輸便
長距離引越しの選択肢①チャーター便
長距離引越しで、よく選ばれる選択肢がチャーター便です。
チャーター便とは、トラックなどの運送車を貸し切って自分だけの荷物を引越し先に運搬してもらえるサービスです。短距離の引越しでは、基本的にこの方法が使われます。
- 荷物がぶつかって破損するリスクが少ない
- 希望の日時に荷物を届けてもらえる
- 荷物が紛失するトラブルを避けられる
- 費用が割高になる
- 荷物が少ないとコスパが悪い
長距離引越しの選択肢②混載便
混載便(こんさいびん)は、同じ地域や同じ方面に届ける荷物を1つのトラックに積載して運搬する方法です。
複数人の荷物を積み込むため、運搬コストが人数で割れる分、依頼ごとの料金が安くなります。ただし、引越しの荷物が多い場合、混載便が利用できないケースもあります。
単身者など、荷物が少ない人の引越しには混載便がおすすめです。
- チャーター便よりも料金が安い
- 原則として時間指定ができない
- 荷物が多いと利用できない
- 輸送まで時間がかかる
長距離引越しの選択肢③フリー便
フリー便は、あらかじめ日程だけを決めておき、空いている時間帯に引っ越し業者が作業に来る方法です。そのため、作業時間が確定するのは当日になります。
当日に稼働していないトラックや作業員を割り当てるため、リソースをムダにしません。時間が指定できない分、価格が安くなることが多いです。
- コストを抑えて長距離引越しができる
- 希望する時間に引越しができない
- ほかのスケジュールが組みづらい
長距離引越しの選択肢④帰り便
帰り便とは、トラックの空きスペースを利用した引越し方法です。
トラックは引越し先で荷物を下ろすと荷台が空になります。その空きスペースに新しいお客の荷物を積み、次の目的地に運搬します。
ただし帰り便は必ずしも利用できるわけではありません。業者によっては、特定のエリア間でのみ限定して提供していることがあります。
- 通常の引越し料金よりも安い
- 必ずしも利用できるわけではない
- 日時を指定できない
長距離引越しの選択肢⑤コンテナ便
コンテナ便とは、貨物用コンテナで荷物を運搬する引越し方法です。
一般的に鉄道コンテナ輸送では、全国に広がるJRの鉄道網を利用して荷物を運搬します。そのため、最寄駅からの集荷と配達はトラックを使用します。
引越し業者によっては、引越しに適したコンテナサイズのプランを用意しているところもあります。
- チャーター便よりも料金が安くなる
- 渋滞の影響を受けづらい
- コンテナ内で荷物が破損するリスクがある
- 日数がかかりがち
長距離引越しの選択肢⑥空輸便
空輸便は、飛行機を使い荷物を運搬する引越し方法です。
旧居から空港までトラックで荷物を運び、そこから飛行機に乗せて空輸します。目的地の空港に着いた後は再びトラックで新居まで荷物を運びます。
空輸便だと国内だけでなく、海外への引越しにも対応可能です。
- 遠くまで安全に荷物を運べる
- 長距離でもスピーディー
- トラックよりもコストが削減されることも
- 飛行機を利用するため運べない荷物もある
- 天候に左右されがち
長距離引越しの料金を相場よりも安くする方法
引越しは移動する距離に比例して、料金が高くなる傾向にあります。
では、どうすれば長距離引越しの料金を相場よりも安くすることができるのでしょうか。
- 繁忙期を避ける
- 宅配便を使う
- 複数の業者に見積もりをとる
長距離引越しを安くする方法①繁忙期を避ける
日本では、3月から4月にかけて引越しの繁忙期になります。

3~4月は新学期や新しい会社の入社時期で、多くの学生や社会人が引越しを行います。そのため、この時期は引越しの需要が高く、予約が取りづらくなります。
引越しの繁忙期は、通常期と比べると1.6倍以上も料金が高くなるため、できるだけ安く長距離引越しをする場合は、繁忙期を避けるのがおすすめです。
長距離引越しを安くする方法②宅配便を使う
荷物が少ない長距離引越しの場合、宅配便を利用したほうが費用を抑えられることがあります。
荷物の量や引越しの距離によっては、引っ越し業者の格安プランよりも安く引っ越すことができます。また、宅配便の場合、引っ越し業者のような繁忙期がないため、料金が高くなる心配もありません。
ただし、宅配便の場合、ダンボールに詰め込めない荷物を送ることはできません。そのため、大型家具などは運べないため、別の手段を考える必要があります。
梱包資材なども自分で用意する必要があるので注意しましょう。
長距離引越しを安くする方法③複数の業者に見積もりをとる
長距離引越しをできるだけ安くするためには、複数の引っ越し業者に相見積もりを取りましょう。
一括見積もりサイトを利用すれば、簡単に複数の業者に見積もりを出すことができます。
引越し料金には定価がないため、業者によって料金が大きく異なります。そのため、複数の業者に見積もりをとることで、どの業者の料金が安いかがわかります。
また、引っ越し業者ごとに「短距離が安い」「ファミリープランが安い」「単身パックが安い」と特徴が異なるため、複数の業者を見比べることで自分に合った引っ越し業者を見つけることができます。
長距離引越しする際の注意点
長距離引越しをする際に知っておきたい注意点は以下の通りです。
- 完了まで時間がかかる
- ペットの輸送は別料金がかかる
- 破損のリスクが高い
長距離引越しの注意点①完了まで時間がかかる
長距離引越しでは荷物の輸送に時間がかかるため、引越し完了まで時間がかかることが普通です。
混載便を利用すると、トラックがいっぱいになるまで出発しないため、場合によっては荷物が届くまで1週間近くかかることもあります。
そのため、新居の入居日を決める際は、余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。万が一、荷物がまったく届かない場合は、ホテルなどで一時的に過ごす必要性が出てきます。
荷物が先に届きそうな場合には、荷物の一時預かりサービスを利用しましょう。
長距離引越しの注意点②ペットの輸送は別料金がかかる
引っ越し業者は生き物の輸送には適していません。
そのため、ペットを連れていく場合はペット輸送業者に依頼することになります。ペットの輸送代は1匹50,000~60,000円ほどです。ペット輸送業者を選ぶ際は、これまでの実績についてよくチェックしておきましょう。
また引っ越し業者によってはオプションでペットを輸送してくれるところもあります。
小型犬や猫など、比較的小型のペットならばケースに入れて手回り品として電車や新幹線の車内に持ち込むことができます。
長距離引越しの注意点③破損のリスクが高い
引っ越し業者では、荷物が破損しないように配慮してくれますが、それでも長距離を移動するとなると、どうしても破損のリスクが高くなってしまいます。
荷物の破損を防ぐためにも、しっかり梱包を行いましょう。
衝撃に弱い液晶やガラス製品など、壊れやすいものは厳重に梱包することが大切です。
長距離引越しのおすすめ引っ越し業者
長距離引越しが得意なおすすめの引っ越し業者を紹介します。
引っ越し業者選びで迷ってしまった場合は、ぜひこちらから選んでみてください。
- アーク引越センター
- アリさんマークの引越社
- カルガモ引越センター
おすすめ長距離引越し業者①アーク引越センター

アーク引越センターは、長距離プランにさまざまな特典がつくのが特徴です。
「最大50枚のダンボールが無料」「ふとん袋最大2枚無料」「ハンガーボックス最大5個無料」「毎日1日~20日の間特別割引」といった特典がつくため、お得に引っ越しすることができます。
大型額・家電の荷造りから運び込み、家具の配置まで、一般的な引越の作業はすべてしてもらえます。
ほかも電気工事やホームクリーニング、ペット輸送といったオプションサービスも用意されているため、目的に合わせて選ぶことが可能です。
おすすめ長距離引越し業者②アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社では「長距離スペシャル便」「長距離エコ便」「長距離エコリーズナブルパック」といった長距離引越用のプランが用意されています。
「長距離スペシャル便」は、荷物の運送に中間業者が一切入らず、すべての運送をアリさんマークの引越社が担当します。そのため、大切な荷物を安心して任せることができます。
「長距離エコリーズナブルパック」は、荷物をJRコンテナ便で運び、引越作業をアリさんマークの引越社が行います。こちらは料金をできるだけ抑えたい人におすすめです。
おすすめ長距離引越し業者③カルガモ引越センター

カルガモ引越センターでは、首都圏を中心とした長距離配送を行っています。
そのため、カルガモ引越センターの公式サイトには首都圏から各エリアへの配送距離と料金が掲載されています。あらかじめだいたいの料金を知ることができるため、予算を立てやすいのが特徴です。
単身引越し・家族引越しでそれぞれプランが用意されているため、自分の状況に合わせたプランが選択可能です。
長距離引越しに関するよくある質問
長距離引越しについてのよくある質問とその答えをまとめました。
- 長距離引越しでは一時的に荷物を預けることができる?
- 長距離引越しの場合、自転車や原付バイクはどうする?
- レンタカーを使って長距離引越しは可能?
- 長距離引越しでは一時的に荷物を預けることができる?
-
引越し業者によりますが、多くの業者では一時的な荷物預かりが可能です。たとえばアート引越センターだと事前に相談すれば1~2日程度は荷物を預かってもらうことができます。
- 長距離引越しの場合、自転車や原付バイクはどうする?
-
引っ越し業者によっては、無料オプションとして自転車や原付バイクの陸送を受けつけています。そのため、荷物の一部として配送してもらうことが可能です。
- レンタカーを使って長距離引越しは可能?
-
レンタカーを使えば自力で長距離引越しすることができますが、引越作業での疲労がたまった状態で長距離の運転をするのはおすすめできません。新居についてから荷物の運び込みもあるため、体力的に厳しいでしょう。
長距離引越しについてのまとめ
長距離引越しについてまとめました。
- チャーター便
- 混載便
- フリー便
- 帰り便
- コンテナ便
- 空輸便
- 繁忙期を避ける
- 宅配便を使う
- 複数の業者に見積もりをとる
- 引越が完了するまで時間がかかる
- ペットの輸送は別料金がかかる
- 荷物が破損するリスクが高い
長距離引越しには、さまざまな選択肢があります。
そのため、目的に合わせて最適な選択肢を選ぶ必要がでてきます。あまり時間がなく、すぐに荷物を運びたいならばチャーター便を、時間に余裕があるならば料金が安い混載便やコンテナ便を選ぶようにしましょう。
できるだけ長距離引越しの料金を安くしたい場合には、繁忙期の利用は避けるようにしましょう。また荷物が少ない場合は宅配便を使ったほうが料金が安く済む場合があります。
長距離引越しに対応している業者はたくさんあるため、最適な業者を見つけるためには一括見積もりを利用するのがおすすめです。
長距離引越しの料金相場を知ることができますし、もっとも安い業者を見つけることができます。
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