民族藝術学会 > 学会誌『民族藝術』 > 第27号

民族藝術 VOL.27

目次

特集 江戸の音、江戸の色と形

  8 小澤 弘  カラーグラヴィア:江戸の色と形

 25 河野元昭  江戸の色

 35 森 道彦  《若一王子縁起絵巻》と狩野尚信

 44 松島 仁  「古法眼」の規範を超えて―― 三十六歌仙絵扁額における狩野探幽の「一変」

 53 山本ゆかり 半身像を描く―― 〈美人大首絵〉の成立と上方

 60 伊藤紫織  江戸の「唐画」 雪舟流、南蘋派、南画

 64 黒川真理恵 京都の版元阿波屋定次郎の出版活動について―― 出版物と所在地の変遷を中心に

 75 梅田真代  鳥居清満画《文を書く遊女》考

 83 兒玉絵里子 紅型の踊衣裳―― 伝統芸能の場に於ける琉球王国末期から現代の色と形

 92 櫻庭美咲  「ジャパン」漆黒を表象する輸出磁器

101 大貫菜穂  イレズミの変身機能―― 歌川国芳《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》にみる「ほりもの」行為と絵柄の意味

110 八木玲子/中村明一/仁科エミ

        〈江戸の音〉の超知覚構造―― 尺八の響きを対象として

116 山下正美  江戸時代の文献にみる「吹く」楽器としての口琴


民族藝術学の諸相

124 森本雅子/河合徳枝

        グルジア伝統ポリフォニーの音律構造について

130 上畑 史  セルビアにおけるロマのブラス―― 民俗文化からの逸脱

140 紺屋あかり 新しい「声の文化」として―― ベラウ詠唱文化における歌詞継承の事例から

146 毛塚実江子 消えた牡牛を追って―― 10世紀イベリア半島の聖書写本挿絵における動物象徴表現

154 米倉立子  聖性の転写―― エチオピア北部、チャルコット・セラシエ聖堂壁画の源泉と展開

164 上原真依  カルロ・クリヴェッリ《カステル・トロジーノ祭壇画》―― 売却関連記録を中心に

176 木村葉子  ロンドンの仮装芸術が語る奴隷貿易禁止法成立二百周年―― ヤア・アサンテワ・カーニバル・グループの「ヤアが知っている物語」を事例として

183 岡戸香里  転倒される伝統―― ジャワにおけるジェンダー交差表現の一例

190 坂本 勇  新石器時代に世界へ伝播した樹皮布/樹皮紙

198 三村泰臣  神楽における「白い布」―― 中国地方の民間神楽を中心に

206 湯浅健次郎 會津八一と古美術写真

215 伊藤敦規  現代北米先住民と博物館との協働資料管理―― ズニ博物館主導の「協働カタログ制作」プロジェクトを事例として


民族藝術学の現場

224 乾 淑子  「なにものかへのレクイエム―― 戦場の頂上の芸術」そして「京都日本画の誕生―― 巨匠たちの挑戦」

226 加藤玖仁子 白鳥信之 充満・静謐

228 外舘和子  化学繊維の布で創る21世紀的風合いのかたち―― 小野山和代のテキスタイル

230 深津裕子  橋本京子の環境デザインとしてのタピスリー

232 不動美里  Alternative Humanities―― もうひとつの人間像をめぐって

234 高橋英次  染め色の「におい」「手ざわり」「しらべ」―― きょうと現代染色アーカイヴ・Ⅰ

236 森口まどか アフリカで現代美術家であること

238 加藤類子  『京都日本画の誕生』展を観て/「森野泰明陶展」

240 伊從 勉  建築家坂倉順三の家具:成形合板の椅子の展開

242 中塚宏行  「現代アートの世界に輝く新星展」の開催をめぐって

244 吉村良夫  美術を通じて現代文明批判に達した2人

246 薗田 郁  二つの現場からみえた佐渡の文弥人形のいま

248 奥野卓司  歌舞伎はどこまでカブクのか―― コクーン、新感線、シネマをめぐって

250 佐々木千恵 死者と未だ生まれえぬものと―― 松島巌のコアガラスについて

252 後小路雅弘 アジア美術にリアリズムを探して


第7回木村重信民族藝術学会賞

256 卜田隆嗣  伊東信宏著『中東欧音楽の回路―― ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』


大会報告

258 大髙保二郎 第26回民族藝術学会大会 概要報告


262 彙報


民族藝術学会トップページへこのページの先頭へ


2016年3月11日更新

民族藝術学会

連絡先

Copyright 2005-16 Society for the Ethno-Arts. All rights reserved.