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民族藝術 VOL.31

目次

特集 イメージの力

 25 〈シンポジウム〉

   𠮷田憲司  イメージの力・再考

 28 小川 勝  イメージの力の発見―― 先史岩面画からのアプローチ

 35 齋藤亜矢  イメージの働きを考える―― チンパンジーとヒトの描画研究からのアプローチ

 40 松本絵理子 イメージの働きを考える―― 人間の視覚認知からのアプローチ

 45 〈シンポジウム〉

   岡田裕成  接触領域の芸術~美術・音楽・芸能

 47 後小路雅弘 アジア美術におけるゴーギャン的なるもの

 52 伊東信宏  「東欧演歌」研究序説

 57 矢内賢二  歌舞伎と「西洋」との接触――「漂流奇譚西洋劇」(ひょうりゅうきだんせいようかぶき)の大失敗


民族藝術学の諸相

 62 平田剛志  吉田初三郎の戦時観光案内図―― 鳥瞰図にみる軍事施設

 70 枝木妙子  友禅図案における〈キネマ柄〉の考察―― 立命館大学アート・リサーチセンターの所蔵品を中心に

 77 茂山(善竹)忠亮

        善竹彌五郎の肉声―― NHK アーカイブスに残された音声資料について

 84 福持昌之  剣鉾の剣の意匠についての一考察

 93 由比邦子  台湾サオ族の杵搗き音楽に見る伝統の保持と生き残るための観光化

100 松本由香・佐野敏行

        インドネシア・アチェの服飾工芸にみる伝統と津波後の変化

108 山下暁子  タイの音楽家プラシッド・シラパバンレン(1912―99)について――「語られ方」の検証

117 久岡加枝  シャルヴァ・ムシュヴェリゼ(1904―84)の混声合唱曲『プシャウリ』(1934)にみる山岳民の表象―― 20世紀グルジア音楽におけるモダニズム

125 緒方しらべ アフリカ美術研究におけるつくり手へのアプローチの試み―― ナイジェリア南西部の都市で生きる「アーティスト」の事例から

132 柳沢史明  アフリカ美術研究における西洋人表象と「コロン」

139 下休場千秋 民族藝術と開発援助活動―― エチオピア・シミエン国立公園の事例

144 板垣順平  土産品開発と民族藝術―― エチオピア・シミエン国立公園における土産品開発を通じて

154 海野るみ  歴史の技法―― 南アフリカ・グリクワの人々の実践と「民族芸術」


民族藝術学の現場

162 乾 淑子  装幀の美

164 加藤玖仁子 今野ミサ・平和の祈り

166 外舘和子  創るとは何か―― 台湾が示唆する工芸、陶芸の未来

168 深津裕子  世界の生命樹をめぐる旅

170 北村仁美  相照らす場の創出

172 森口まどか 正統派 抽象画家 三輪なつ子

174 田原由紀雄 国際化時代のアイデンティティ―― 森野泰明作陶60年に寄せて

176 鈴木慈子  それぞれの近代

178 中塚宏行  「作家の眼 高橋秀―― 気への形象」展に寄せて

180 吉村良夫  根源的な生命感を求めつつ現代の美を探り続けて

182 薗田 郁  手の届く伝統芸能―― 台湾の人形劇、布袋戯

184 加藤瑞穂  今に生きる「具体」

186 川田都樹子 共存か、逆襲か、「アートの陰謀」か―― アウトサイダー・アートをめぐる旅行記

188 佐々木千恵 くらしの悦びから生まれることば:「工悦邑展」

190 吉原美惠子 小池博史ブリッジプロジェクト「風の又三郎― Odyssey Of Wind ―」のあとさき

192 竹口浩司  声なき声を響かせるために

194 後小路雅弘 アジアのビエンナーレ/トリエンナーレ―― 光州と福岡


第11回木村重信民族藝術学会賞

198 河合徳枝  鈴木正崇著『ミャオ族の歴史と文化の動態―― 中国南部山地民の想像力の変容』


大会報告

199 岡田裕成  第30回民族藝術学会大会報告


203 彙報


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2016年3月5日更新

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